エプソンの「廃インク吸収パッド」エラー|自分で直せる場合もあります
プリンターを長く使っていると、
「廃インク吸収パッドの吸収量が限界に達しました」
というエラーが出ることがあります。
突然印刷できなくなるので、
「プリンターが壊れた?」
「買い替えないとダメ?」
と思う方も多いと思います。
でも、機種によっては自分で対応できる場合があります。
今回はATECでもよく聞かれる、エプソンの廃インク吸収パッドについて簡単に紹介します。
そもそも廃インク吸収パッドとは?

プリンターは印刷だけでなく、
・ヘッドクリーニング
・印刷前後の調整
・余ったインクの排出
などでもインクを使います。
その余ったインクを受け止めているのが、
「廃インク吸収パッド」
です。
長期間使っていると吸収量の上限に近づき、プリンター側でエラーが表示されます。
エプソンも、吸収量が限界になるとインクがあふれるのを防ぐため、機種によって印刷を停止する仕組みを案内しています。
機種によって対応方法が違います
ここは重要です。
すべてのエプソンプリンターが、同じ方法で直せるわけではありません。
最近の一部機種では、
「メンテナンスボックス」
をユーザー自身で交換できるものがあります。
一方で、内部の廃インク吸収パッドについては、エプソンがユーザー交換不可としている機種もあります。
そのため、まずは型番を確認してください。
ATECで見ると、作業自体は難しくない機種もあります

ATECでこれまで見てきた中では、
廃インクパッドが比較的取り出しやすく、大掛かりな分解をしなくても交換できる機種もあります。
基本的な流れは、
- 廃インク吸収パッド部分を確認
- 使用済みの吸収材を取り出す
- 新しい吸収材へ交換
- 必要に応じてカウンターをリセット
という流れです。
機械が苦手な方でも、機種によっては1時間程度で作業できることがあります。
ただし、
「どの機種でも1時間でできる」
という意味ではありません。
ネジの位置や分解方法は機種ごとに違います。
エラー解除だけではダメです
ここもかなり重要です。
廃インクエラーが出たからといって、
リセットツールだけ使ってエラーを消す
という方法はおすすめしません。
実際に吸収パッドが限界に近い場合、エラーだけ解除すると廃インクがあふれる可能性があります。
まず吸収材の状態を確認し、
必要なら交換。
そのうえでエラー解除を行う。
この順番で考えた方が安全です。
今回紹介する修理キット

今回見つけたのが、
「廃インク解除キー+廃インク吸収材」
がセットになった商品です。
2026年9月29日時点で、
2,480円
でした。
機種が対応していれば、プリンターを買い替える前に試す選択肢としてはかなり安いと思います。
ただし、購入前に必ず、
・自分のプリンター型番
・対応機種
・解除ツールの対応OS
・作業方法
を確認してください。
自分で作業するときの注意点

廃インクなので、当然インクでかなり汚れます。
作業するときは、
・ゴム手袋を使う
・新聞紙やビニールを敷く
・服にインクを付けない
・電源を抜いてから作業する
・取り外した部品の位置を写真に残す
このあたりはおすすめです。
また、非純正のリセットツールやDIY作業については、メーカー保証や修理受付に影響する可能性があります。
保証期間中のプリンターなら、先にメーカーへ確認した方が安心です。
「廃インクエラー=買い替え」ではありません
廃インク吸収パッドのエラーを見ると、
「もう寿命かな」
と思ってしまいます。
でも、印刷品質や他の部分に問題がなければ、
吸収材の交換だけでまだ使える場合があります。
2,000〜3,000円程度の部品やキットで延命できるのであれば、買い替える前に確認する価値はあります。
逆に、
・印字不良もある
・ヘッドが詰まっている
・紙送りも悪い
・10年以上使用している
といった場合は、買い替えた方が結果的に安いこともあります。
まとめ
エプソンの廃インク吸収パッドエラーは、
必ずしもプリンター本体の故障ではありません。
機種によっては、
吸収材を交換してカウンターを解除することで、再び使える場合があります。
ただし、
すべての機種でDIY交換できるわけではありません。
まず型番とメーカーの案内を確認してください。
自分でできそうなら挑戦する。
難しそうなら無理をしない。
ATECでは、この考え方が一番だと思っています。
